免許を取ってからは、アドバイスをしてくれる教習所の教官は横にはいません。そのため運転しながら慣れていく必要がありますが、毎日運転ができずにペーパードライバーになってしまい、運転の必要が出てきた時には運転の仕方を忘れてしまうという人も少なくありません。そんな状況にならないためにも、また運転初心者に多い事故を防ぐためにも、練習することが必要です。ただ、練習する場所などによっては、他のドライバーに迷惑をかけることもあるため注意が必要です。そこで運転初心者が練習する際に、おすすめの場所や時間帯、練習方法について詳しくご紹介します。

運転初心者だからこそ運転の練習は必要

教習所ではいつも同じ車に乗ることもあり、だんだんと車幅感覚などに慣れますが、家の車などは勝手が違うため、慣れずにぶつけてしまったりということも少なくありません。そのため運転することに苦手意識を持ってしまったり、運転することに自信がなくなったり、運転することそのものが怖いということにもなりかねません。そこで練習をしないままでいると、免許を持っていても運転できないペーパードライバーになってしまうのです。運転初心者だからこそ、安全運転への意識や車の運転についての知識を忘れないようにし、身につけることが必要です。そのためにも運転初心者のうちに、できるだけ車に乗る機会を増やすことが大切だといえます。

運転の練習をする前にしておくべきこと

運転の練習をする前に、準備しておくことがあります。まずは初心者マークをつけることです。前と後ろに、他の車から見えるようにつけましょう。さらに運転席に座って、座席やミラーの調整をしましょう。車を運転しながらの調整は危険です。さらにガソリンも十分に入っているかどうか、車を動かす前に停車した状態でチェックします。さらにワイパーやライト、ウインカーやハザードランプも停車した状態で動かしてみるようにしましょう。

運転の練習におすすめの時間帯は?

車や歩行者の少ない昼間がおすすめです。午前中なら10時ぐらい、午後なら14時ぐらいがおすすめです。ただし家族に車庫入れなどを見てもらうことができるのであれば、家族の都合のいい時間にあわせても問題ありません。土日ならトラックが平日より少なく、通学や通勤の人も少ないのでおすすめですが、平日であれば5や10の付く日以外がおすすめです。またスーパーなどでは特定の日や曜日にセールをしていることがあるため、近所にスーパーがある場合などにはそれ以外の日に練習するようにしましょう。夜間も車は少ないのですが、視界が狭くなりますので、道に慣れるまではおすすめできません。

運転の練習におすすめの気候は?

雨が少なく比較的気温も落ち着いている秋がおすすめです。春は新社会人も多く運転しており、運転に慣れていない人も多いので注意が必要です。夏も天気はいいことが多いのですが、エアコンで窓を閉めきっているため、外部の音に気がつきにくいということがあります。また冬は雪が降る可能性もあり、練習には向いていません。ただし雪道を運転する必要があるという場合には、事前に教習所の講習を受けることも考えておくといいでしょう。

運転の練習でおすすめの場所や練習方法は?

助手席に人を乗せて公道を走ることが一番の練習にはなりますが、まずは運転に慣れることが最優先です。そのためにも他の車の邪魔や迷惑にならないよう、大きな広場や駐車場などで車庫入れや縦列駐車の練習をしてみるのがおすすめです。またできれば運転に慣れている人に助手席に乗ってもらい、運転についてアドバイスしてもらうようにしましょう。信号や一方通行など、周辺の道に詳しい人に教えてもらうことも大切です。