運転免許を取ったばかりの初心者の場合、一人で運転するのは不安なことも多くあります。教習所なら隣に教官が座っていますので、危険な運転をしたり路上で注意すべき歩行者がいたりすれば、すぐに教えてもらえます。ですが一人で運転する場合は周囲の状況を確認しながら、対応しなければなりません。また、同じ道であっても時間帯によって状況が変わるため、思わぬ事故につながることもあるので注意が必要です。そこで慣れていない運転初心者が、時間帯別にどう注意をすべきか詳しくご紹介します。

1日のうち運転しやすい時間帯は早朝と深夜?

車の運転をする際、初心者が一番難しいと感じるのは「他の車の流れに合わせる」ことです。もちろん規定された速度を守ることも必要ですが、極端に速度が遅かったり、合流する時にもたついたりしていると、周りの車の流れを妨げることになってしまい、最悪の場合事故につながりかねません。車があまり走っていない早朝や深夜であれば、初心者であっても周囲に目配りがしやすく走りやすいといえます。ただ、運転する必要が出てきた場合は、この時間帯に走りたいと思ってもその通りにはできないことがほとんどです。運転に不安があり、練習をしたい場合をのぞき、時間帯に合わせた注意と対処が必要です。

時間帯別の車の流れと注意点

朝、昼、夜とそれぞれの時間帯別に車の流れと運転時に注意したいことを詳しく見ていきましょう。

朝の時間帯

日の出前後の時間帯は、車は比較的少ないのですが、スーパーやコンビニなどがある周辺だと大型のトラックが出入りしていることがあります。また春夏は日の出が早いのですが、秋冬は日の出が遅いため、同じ時間帯でも周囲が見えづらくなります。また出発が早くても、目的地が遠い場合は出勤ラッシュに巻き込まれることもあります。渋滞している時の運転は、ブレーキとアクセルを交互に踏む必要があるため、初心者は特に注意が必要です。

朝の時間帯は通勤ラッシュと通学ラッシュに注意

朝の通勤ラッシュも初心者には運転が大変ですが、同じく注意したいのが通学の時間帯です。小学生は7時ぐらいから通学しますし、8時ぐらいには自転車に乗った中学生や高校生も多く、その動きにも注意しなければなりません。また、バスの乗り降りをする歩行者の飛び出しにも注意が必要です。

昼の時間帯

10時を過ぎると車が少なくなってきますので、比較的走りやすい時間帯といえます。ただ車が全く走っていないということではありませんし、歩行者も多くなります。ただ、住宅街などは歩行者が少なくなります。昼食の時間帯は、コンビニや飲食店に出入りする車や歩行者などに注意しましょう。15時、16時以降は会社に戻る車が増えるため、渋滞が発生することもあります。

夜の時間帯

運転初心者が特に注意しなければいけないのが、夕方から夜の時間帯です。朝や昼と比べ、暗くなってくると視界が狭くなってきます。ライトをつけても見える範囲は昼よりずっと限られるため、慎重な運転が必要です。

夕方17時~18時は特に注意

帰宅ラッシュが重なるため、車、人、自転車が増えます。朝と同じように注意が必要ですが、秋冬は日暮れが早くなりますので、歩行者の飛び出しに気がつきにくいといったことが起きます。また自分の走っている道が空いていて、対向車線が混んでいる場合など、車と車の間から車が出てくることもあるため、慎重な運転をするようにしましょう。

深夜の空いた時間でも注意が必要

深夜は車が少ない時間帯ですが、車が少ないと、ついスピードをあげて走ってしまいがちです。運転はしやすい時間帯ですが、点滅信号があったりと日中とはルールが変わる箇所もありますので、注意しましょう。