尿漏れパッドやショーツのCM、一度は目にしたことがありますよね。その度に「子供じゃあるまいし、どうして尿が漏れてしまうの?」と思っていませんか?実は尿漏れは女性にとっては意外に身近なもの。産後や閉経後の女性に特に起こりやすい症状です。そして、尿漏れに悩んでいる人の多くは、膣も緩んでいる可能性大なのです。

膣トレにはどんな効果がある?

骨盤底筋群は文字どおり、骨盤の穴をふさぐように存在しているベルト状の筋肉群です。内臓を支え、膣や尿道、肛門を締める働きがあります。しかし、出産や加齢、肥満、慢性的な便秘などさまざまな原因によって、骨盤底筋群の筋力が低下したり、ダメージを受けたりすると、膣の緩みや尿漏れが起こりやすくなるのです。

骨盤底筋群を鍛える膣トレは、こうした症状を改善する効果が期待できます。自分でいつでもできるエクササイズや、専門医の下で機器を使用する方法などがあります。

膣トレの方法は?

「膣トレ」と言うとまず挙げられるのが、ケーゲル体操を始めとするエクササイズです。産後の女性向けに、産婦人科でも指導されています。これは妊娠・出産によって骨盤底筋群が伸縮性を失い、尿漏れや膣の緩みを起こしやすいからです。また、筋肉である以上、加齢や運動不足によっても衰えてきます。その予防や改善のためにエクササイズは不可欠と言えるでしょう。

自分でできる膣トレとしては、

  • ケーゲル体操
  • 膣マッサージ
  • 器具を使用した筋トレ
  • 膣トレ効果のある下着をつける
  • などがあります。

    自分でわかるほど膣が緩んでいる場合は、専門医で器具を使って行うペルビックトレーナーがおすすめです。磁界を使用した1回あたり20分ほどの施術で骨盤底筋群のトレーニング効果が得られます。痛みやダウンタイムはなく、座ったままでOKなので、費用はかかりますが手軽にできる膣トレと言ってよいでしょう。

    そして超音波や高周波を使った治療器具なら緩んだ膣壁に直接働きかけてくれるので、より確実に膣を引き締めることができます。数回の施術が必要なことや費用が高額になるというデメリットはありますが、ダウンタイムがなく、効果も早いので膣の緩み改善と同時に膣壁の若返りもしたい人におすすめです。

    外から膣壁が見えるほど緩んでしまっている場合は、膣トレではなく外科手術が必要になります。緩んだ膣壁を切除・縫合することで症状は完全に改善され、効果も半永久的。膣トレを併せて行えば、さらに膣の締まりがアップするでしょう。

    膣トレで効果がない?その理由

    膣トレを実践しているのに効果が実感できない…。そんな時は、エクササイズのやり方が間違っていないか、継続して行っているかをチェックしましょう。

    ケーゲル体操でよくあるのは、膣や肛門を締めるのに腹筋を使っているケースです。「膣や肛門を体の上の方へ引き上げるような感じで」という指示は最初はわかりにくいかもしれませんが、尿を途中で止めてみると感覚がつかみやすいと思います。産後の人は通っている産婦人科で指導をしてもらってもよいでしょう。

    エクササイズは継続して行うことで効果を発揮する方法です。即効性は残念ながらないので、早く改善したい人は他の方法を選択しましょう。また、改善されたからと止めてしまうと、再び骨盤底筋群の筋力が低下する恐れもあります。毎日の習慣として取り入れることが成功の秘訣と言えそうですね。

    膣トレのやり方や回数を守って、1ヶ月続けても効果が感じられないという場合は、膣の緩みがエクササイズで改善できる段階を過ぎてしまっているのかもしれません。専門医で診察を受け、適切な施術や治療を受けましょう。

    膣トレを取り入れて気になる症状を解消!

    膣トレは正しい方法で行うことで初めて効果が得られます。膣の緩みや尿漏れなどを改善するために膣トレを取り入れたい人は、専門医でアドバイスを受けたり、治療を併用するとよいでしょう。